パートナーシップ契約による反映
ionairはスイスに本社拠点をおいています。その為、子会社や現地代理店による世界販売ネットワークを形成し製品を販売しています。しかし、それ以外の国での販売については、ネットワーク網に漏れる為、本社から直接対応を行っています。
ionairの国際営業責任者であるBéda Bacsaは、販売網が形成されていないベトナムの換気会社のエンジニアから問い合わせに対応する事があった。今までベトナムへの販売経験はなかったが、ionairのカジノへの多数の導入事例を口コミで聞き、問い合わせしたとの事だ。
ionairがこの10年間で多くの名だたるカジノ施設に対してAQS(屋内空気質改善システム)を導入してきました。
Béda Bacsaは、「私が興味を持ったのは、この口コミがどの様な経緯で評価頂いたのかという事です。推測するに、私が過去にお会いしているカジノ関係者、それも意思決定が可能な方からの口コミだと考えられるためです。という事は、我々の世界は想像よりも狭く、特にカジノ業界においてionairをご評価頂いているという裏付けにもなりえるでしょう。」
多種多様な設備環境に対するアプローチ
「カジノにおいては、顧客のギャンブルに対する飽くなき欲求を満たす為に、新しいゲームルールや新しい方式のカジノが絶え間なく増えている。」と、Bedaは述べます。
アジア地域の場合において、ホイアン・サウスデベロップメント(HASD)におけるカジノは、ベトナムの一大プロジェクトです。対象として、経済力を持った外国人を重要な顧客として意識しています。HASDはホーチミンとハノイを結ぶ東海岸に位置し、マスゲーム、VIPゲームなどのカジノだけでなく複数の高級ホテルリゾートやタワーを統合したいわゆる「コンプレックス」が形成されています。
「通常、この様な問い合わせについて、地域に精通した地元のオーナー企業や設計事務所と直接取引を行っている地元のパートナー企業からの引合いがほとんどです。」とBéda Bacsaは説明します。
パートナー企業の重要性
ベトナムにはionairの特定のパートナー企業がいない為、他のアジア地域のパートナーを選ぶことにしました。ベトナムの商習慣は言葉の隔たりによる意思疎通はあまりにも複雑でした。それは、欧米人にとって全くといってほど違うと言っても間違いではない。ベトナムとの取引経験のないionairからすれば既存パートナーとの連携は、後になってそれは正しい決断だったと思えます。」自ら実行していたら、成功しなかったことは感覚的にも明らかであり、ionairは本能的に最適なパートナーを選ぶ事でプロジェクトの遂行を可能としました。
効果的な空気質向上システム(AQS)
ionairが誇る空気質向上システム(AQS)は、屋内空気質を大幅に改善します。
「企業活動によるオリジナリティのある空気質測定は、人々の健康、幸福、身体能力と大気中のイオン含有量との相関性を示している。」とBéda Bacsaは、消臭・最近除去が可能なシステムについて説明します。イオンで満たされた空気は、高いレベルの空気質において知覚に作用します。しかし、それはそれぞれの国において、細かく要件が特定されており、特に新規クライアントがイオンに対する安全性に関心のある場合、イオンに対する理解を頂く為のプロセスが非常に要求されます。マカオの複数のカジノにて導入され、その他様々な建物へも導入をされていたシステムが、ベトナムにおいて一般的に需要がありました。
特に、火災時の安全性についての興味は他の国々より高い傾向にありました。
Swiss madeによる高品質性を持つAQS、そして過去に取得した認証が高い品質の証明として認識を頂いています。HASDの各所に導入していただき、VIPエリアゾーンを最後の設置エリアとして、2019年12月末にスイスからベトナムへ出荷・機器設置が行われており、2020年にベトナムで稼働する予定です。「これは、スイス企業がもたらした新たな特別な成功導入事例になり得たと思います。多くの場合、我々が望んでいる結果にならないケースの方が多かったかもしれません。」とBedaは笑いながら述べています。