Claus Nonninger –あなたは、2020年7月よりionairドイツCEOに就任致しました。ionairグループの印象を聞かせて頂けますか?
ionairの皆さんには、温かく迎えて頂きました。最初の10日間は、スイス/ルツェルンにある本社にて過ごし、毎日違う同僚にホテルに迎えに来て頂きました。また、個人で交流も行う事ができ、とても嬉しく思います。
ionairドイツでの中期目標を教えてください。
まずは既にお取引を頂いているパートナー企業、お客様へのフォローをさせて頂き、ドイツ支社としての認知度を高める事が必要だと考えております。
ionairにとってドイツ市場の重要性について教えて下さい。
これまでは、スイス本社からフォローをしていましたが、ドイツ国内に支社を設立した事からも、ドイツ市場の重要度はご理解頂けるかと思います。我々はドイツの取引先の方々とより親密度を上げたいと考えています。その為、ドイツ拠点としてkobelnz(デュッセルドルフとフランクフルトの中間にある都市)を選びました。
ドイツ支社CEOとして現在の優先事項を教えて下さい。
ネットワークづくりですね。私は、今まで20年間ほどマーケティングの仕事に従事し、様々な人と知り合うことができました。
既存のお客様とパートナー企業と一緒に、ビジネス拡販するということが有効と考えています。
空調換気機器に装着される空気清浄化システム(AQS)により、屋内空気質の向上と衛生面において飛躍的な改善が可能となります。ドイツでは、屋内の空気質と衛生管理についてどの様な認識なのか、教えて頂けますか。
今年は、特にCOVID-19(新型コロナウイルス)により引き起こされたパンデミックの影響もあり、空気質と衛生に対する重要性が増してきていると感じています。
また、ドイツ政府の支援策”Green Concept”も省エネに対する意識を強く持つきっかけに繋がっています。
スイス本社にて2週間に及び行われたオリエンテーションの感想を教えて下さい。
先に述べましたが、ionairメンバーは心温かく迎え入れてくれました。仕事に対するプロフェッショナルを感じられ、社員全員が会社への貢献をしている姿がとても印象的です。また、ルツェルンの湖“Vierwaldstättersee”は本当に素晴らしい場所でした。
あなたはドイツのKoblenzで生まれ、ドイツ市場について良くご存知かと思います。
ドイツとスイスにおける商習慣の違いはありますか?
スピード感と方言に違いがあります。
ドイツではコミュニケーションを取る時間は極めて「短い」ことが特徴です。しかし、これは良い面、悪い面もあると思います。私は、コミュニケーションにおいて重要なことは顧客との信頼関係だと考えます。お客様は、自分自身がどれだけ大切にされているかを意識して初めて、我々の声に耳を傾けることを感じています。
経歴について
Claus Nonninger(53歳)は、様々な役職を歴任した幅広い経験を積んだスペシャリストです。
ドイツのUniversity of Applied Sciences/大学院を卒業し、20年もの長きに渡り新製品、新技術の市場開拓、マーケティング開拓、取引先ネットワーク拡大などに従事して参りました。
2020年7月より、ionairドイツ支社のCEOに任命され、ドイツ国内における”ionair”ブランドの拡販とマーケティングを担当しています。